サンタのパンやさんのモデルになったのは、以前働いていたパン屋で販売していたグリティベンツというクリスマスの時期に海外で食べる人型のパンです。

スイスではグリティベンツ、ドイツではヴェックマンというパンが11月頃から販売され、12月6日(聖ニコラウスの日)に食べます。人型は、サンタクロースの起源になった聖ニコラウスです。

ドイツのヴェックマン

このパンを元に、リンダパン教室オリジナルのパン屋さんのサンタクロースを作成することにしました。

まず、生地を人型にくりぬく為に、型を準備します。上2個は、FUJI-HOUSEさんというお店でオーダーし、下2個は合羽橋にある馬嶋商店さんというお店で手作りしました。

FUJI-HOUSEさんは、型の下書きをメールで送ると、とても頑丈な下書き通りの型を作ってくださいました。パンやさんの人型にしたかったので、足にはブーツを手にはミトンをしているのがポイントです。

馬嶋商店さんでは、不定期でクッキー型教室が開催されおり、クッキー型の作り方を習うことができます。以前からオリジナルの型を作れるようになりたいと思っていたので、とても楽しいレッスンでした。先生が自由自在に型を作り出していて、職人技を見せていただきました。

コック帽も可愛いです。

この型を使用し、薄くのばした生地をくりぬきます。生地は、プレーンとピンク色のものを準備しました。ピンク色は、ビーツという植物で着色しています。

スカーフ、エプロン、帽子などは、カードで切り分けます。色々なパーツを揃えて、組み立てていると、クリスマス気分が盛り上がります。

焼成前
焼成後

焼成前は、はっきりとしたピンク色ですが、焼成すると焼き色が付きピンク色が目立たなくなります。優しい色合いのぷっくりとしたサンタのパンやさんが出来上がりました。コック帽を被せるとよりパン屋のようになります。

また、このパンは生地だけ食べてもほんのり甘くて美味しいのですが、色々な味を楽しめるように、チョコソースと苺ジャムもご用意しました。

今年のクリスマスは、オリジナルのサンタクロースを作って、楽しいクリスマスの思い出を作ってください♪♪